
通勤・通学用のバッグは、毎日使っているうちに汚れや菌がどうしても溜まってしまいます。
多くの場所に触れた手で握る持ち手や砂・ホコリなどが付着した外側、食べ物のカスなどが残ってしまった内側は、様々な菌やカビの温床になっています。そこで、バッグの汚れを専用の機器で調べ、バッグクリーニングでどれだけキレイになるかを検証してみます。
汚れを計測する検査キット「ルミテスター」とは?

人間の手には、どんなに清潔にしていても数多くの菌が付着していると言われています。
そんな手で毎日握るバッグの持ち手には、どのくらいの汚れが付いているのでしょうか?
ルミテスターを使って調べてみました。
ルミテスターとは、キッコーマンバイオケミファ(株)が開発した汚れを数値化することができる検査キットです。
食品工場などでも活用されています。
ルシパックという検査薬の中にホタルの発光体に近い成分が入っており、採取した汚れ(ATP・ADP・AMP)と反応して光り、その数をルミテスターで約10秒間計測します。
※菌・ウイルス・カビの数の測定、種類の同定、生菌・死菌の判定はできません。
ATP・ADP・AMPとは、地球上の全ての生物のエネルギー源として存在する化学物質です。
生物・栄養素・菌類など、生命活動が行われるところには必ず存在します。
除菌しても死菌が残っていれば、検出されます。
そのため、ルミテスターの数値が低い場合は死菌すら残っていない、つまりキレイと定義できます。
バッグの汚れはトイレの床と同じレベル!?

ルミテスターの数値は、飲食店での衛生基準(まな板)が500とされています。
測定参考例としては、公衆トイレの床が11,600、キッチン排水口が86,230、生ごみが92,159となりました。

では、最も手が触れるバッグの持ち手部分を計測してみましょう。
検査用綿棒を持ち手部分に擦り付け、ルミテスターに入れて計測開始。
なんと、12,144という高い数値が計測されました! トイレの床と同じぐらいに汚いとは……。

オゾンの力でバッグの汚れが大幅に減少
そこで、靴専科で使用しているオゾン水、オゾン乾燥機を使ってバッグクリーニングを行います。
オゾンは、食品や医療器具の殺菌に使用されていますが、その殺菌効果は塩素の約7倍とまで言われています。

まず、オゾン水を含ませたタオルできっちり拭き洗いして、オゾンを充満させたオゾン乾燥機でしっかり乾燥させます。

バッグクリーニング後に再度計測すると、901に減少! 汚れを大幅に減らせたことを、数値で確認することができました。

同様にバッグの内側も計測したところ、4,504が1,134にまで減少しました。
※靴専科の店舗では、ルミテスターを用いた検証は行っていません。
靴専科のバッグクリーニングは様々なタイプに対応

バッグの汚れや雑菌が気になる方は多いと思いますが、アルコールを使って拭くと色落ちしてしまう場合があります。
靴専科では、革バッグをはじめトートバッグやビジネスバッグ、リュックサック、ブランドバッグなど、様々なバッグの修理・クリーニングに対応しています。
また、バッグクリーニングは革・スエード・布などの素材に合わせて行いますので、ダメージを最小限にしながら美しく甦らせます。
バッグの汚れ・雑菌をキレイに落としたい方は、ぜひ靴専科の店舗にお持ちいただくか配送サービスをご利用ください。